2024年10月

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トウガン 冬瓜 夏実り、冬まで保存 豚肉と相性のよいウリ

トウガンとは トウガンは冬瓜と書きますが、夏に収穫し冬まで保存可能な夏野菜のひとつです。日本、沖縄には3世紀ごろに中国から伝来されたといわれています。果肉は白く淡泊で、果実の96%が水分なので重く、10kg近くになるものもあります。 沖縄では、さまざまな料理に利用され、汁物やあんかけ、砂糖漬けなどにします。小型のミニトウガンや白い大丸トウガン、琉球種、台湾種、中国からの節ウリなどの種類があります。 […]

ゴーヤー ニガウリ 沖縄の元気野菜の王様

ゴーヤーとは ゴーヤー(ニガウリ)がインドから中国へ渡ったのが14世紀、沖縄に渡ってきたのが本土より早い15世紀前半頃といわれています。沖縄はもちろん、最近では本土でもニガウリはゴーヤーと呼ばれ、夏場には欠かせない野菜として定番、九州や関東でも栽培されるようになってきました。 ニガウリの苦味には、モモルデシンという成分があり、肝機能を高め、胃腸を刺激して食欲を増進させる作業があるといわれています。 […]

モーウイ もーうい シロウリ 琉球王朝時代の食材

モーウイ もーういとは シロウリは、赤毛瓜、赤瓜と言われる通り果皮が赤茶色で、細かい編目状の模様があるのが特徴です。また、越瓜ともいわれ、15世紀にインドから中国の越から持ち込まれ琉球王朝時代の宮廷料理の食座として使われてきました。それが一般の家庭でも利用されはじめ、広がっていきました。きゅうりのような青臭さはなく、シャキッとした淡泊な味で、みそ漬けや黒糖付けや即席漬け、角切りにして味味噌やそぼろ […]

島ニンジン チデークニ 目に鮮やかな黄色 昔ならがらの人参の味

島ニンジンとは 沖縄の島ニンジンは根長が30~40cm直径3~4cmと、ゴボウのように細長いの特徴です。島ニンジンは原産地のアフガニスタンからシルクロード経由で雲南を経て渡米しました。現在の市場は、赤色のヨーロッパ系の品種がほとんでですが、この島ニンジンは東洋系の品種です。人参臭さは少なく、肉質は柔らかいので、沖縄では煮物や炒め物、汁物などによく使われています。島ニンジンにはカロテンが豊富に含まれ […]

ヘチマ ナーベーラー 開花から約2週間の若い実が食用で美味

ヘチマ ナーベーラーとは 沖縄でゴーヤーに次いでポピュラーな野菜がヘチマです。本土では食用ではなく、浴用のたわしとして使われていますが、沖縄では黄色い開花から約2週間頃の若い実を炒め物や、煮物などにして常食します。なめらかな食感とほんのりとした甘味は、どちらからというとナスに近い食材です。盗難アジア原産で、沖縄へは中国南部、台湾を経由して伝わったとされています。台湾や中国では、十角の糸瓜として長い […]

青パパイヤ パパイン酵素が注文 健康野菜として期待大

パパイヤとは パパイヤは、沖縄では葉野菜も少なくなる夏場の野菜として、18世紀ごろから栽培されていきました。パパイヤの木は、雌木と両性気、雄木に分かれ、一般的にメス10~15本に雄1本の割合で育てます。果実は、球形、洋ナシ形、紡錘形などがあり、ハワイで育ったソロ系のものは果実として、台農系のものは野菜として栽培されています。また、パパイヤを食べると産後の母乳がよく出るようになるということで、沖縄で […]

島ダイコン デークニ きめの細かい島大根 貯蔵性があり人気

島ダイコンとは 沖縄特融の大根で肉質は繖蜜でやわらかく貯蔵性があるので、最近人気が復活してきました。直径20~25cm重さ3~5kgほどで丸味があり、味のしみ込みがよく、煮崩れがしにくいのが特徴です。大根は、栽培種は地中海東部で成立し、インドから中国南部に入った華南型と中央アジアを通って中国に入った華北型があります。沖縄には島大根、屋部大根、鏡水大根などの在来品種があります。大根の葉にはビタミンA […]

島カボチャ チンクヮー 煮崩れしない甘い味 濃い黄金食は栄養の色

島カボチャとは カボチャはニホンカボチャ、セイヨウカボチャ、ペポカボチャ、ミクスタの4種類があり、このうちニホンカボチャの中に島カボチャがあります。ニホンカボチャは、中央アメリカの原産で、16世紀にポルトガル船によってカンボジアから渡米したといわれています。 沖縄の在来種である島カボチャは、1~20kgと様々な種類の物があり、少し水っぽく、あっさりとして、ほんのり甘いのが特徴です。現在は、南風原町 […]

グァバ 果実はデザートに 葉は健康茶の万能果実

グァバとは 高さ4~5mに成長する常葉小高木で、品種により果肉の色は白・ピンク・黄色など、沖縄の方言で「バンシルー」(本島)、「バンキナロー」(宮古)、「バンチュル」(八重山)と呼ばれ、古くから親しまれています。果実はビタミンCがレモンの約6倍相当含まれ、他のビタミンやミネラルも豊富。トロピカルな香りと、ねとtりとした食感が特徴で、生食のほか、ジュースやジャムなどに加工されています。葉は沖縄の3大 […]

島バナナ 甘酸のバランスが絶妙 希少な幻のフルーツ

島バナナとは もともとは小笠原諸島から移入されたと考えられ「小笠原主」とよばれている元首に近い小型品種。大きさは一般的な輸入バナナの半分程度で、濃厚な甘みと酸味を持ち、皮が鵜篠が特徴です。近年では貴重な国産バナナとして注文を集めており、味・香りとも良し、ねっとりとクリーミーな食感が楽しめます。 庭先などでよく見受けられますが、台風の影響を受けやすく清算数が少ないため、県内でも希少、しかも熱すと皮が […]

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