トウガン 冬瓜 夏実り、冬まで保存 豚肉と相性のよいウリ
トウガンとは
トウガンは冬瓜と書きますが、夏に収穫し冬まで保存可能な夏野菜のひとつです。日本、沖縄には3世紀ごろに中国から伝来されたといわれています。果肉は白く淡泊で、果実の96%が水分なので重く、10kg近くになるものもあります。
沖縄では、さまざまな料理に利用され、汁物やあんかけ、砂糖漬けなどにします。小型のミニトウガンや白い大丸トウガン、琉球種、台湾種、中国からの節ウリなどの種類があります。ビタミンCやカリウムなどが豊富で、利尿作業を促進したり、便秘に煎じて服用したりします。中国では、さまざまな彫刻を施し、料理の腕を競ったりします。低カロリーなので、ダイエット食としても女性に人気の高い食材です。
・ウリ科 トウガン属
・主な産地:伊江村、宮古島市
・原産地:東南アジア、インド
・沖縄方言:シブイ
トウガンの食べ方
・トウガンと鶏のあんかけ:一口大に切ったトウガンと鶏もも肉を塩、酒、水で茹で、水溶き片栗粉を入れ飴上状にする。
トウガンの選び方、保存方法
重量感のある産毛のあるものを選び、風通しの良い箇所に常温で保存可能です。調理で余ったものは、ラップでくるみ冷蔵保存します。
トウガンの時期
旬の時期は5月~9月
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