ゴーヤー ニガウリ 沖縄の元気野菜の王様

ゴーヤー ニガウリ 沖縄の元気野菜の王様

ゴーヤーとは

ゴーヤー(ニガウリ)がインドから中国へ渡ったのが14世紀、沖縄に渡ってきたのが本土より早い15世紀前半頃といわれています。沖縄はもちろん、最近では本土でもニガウリはゴーヤーと呼ばれ、夏場には欠かせない野菜として定番、九州や関東でも栽培されるようになってきました。

ニガウリの苦味には、モモルデシンという成分があり、肝機能を高め、胃腸を刺激して食欲を増進させる作業があるといわれています。ビタミンCも豊富に含まれ、その量はレモンの約4倍にもなります。ニガウリは過熱してもこのビタミンCが壊れないので、ゴーヤーチャンプルとしてよく食されています。県外に出荷されるニガウリは「汐風」「群星(なるぶし)」などがほとんどで、つぶつぶが大きくあまり苦くない「アバシー」も人気が高い品種です。

・ウリ科 ニガウリ属

・主な産地:今帰仁村、糸満市、豊見城市

・原産地:インド東北部

・沖縄方言:ゴーヤー

ゴーヤーの特徴

ゴーヤーの表面のつぶが小さくて色のコインの葉苦味が強く、つぶが大きく緑色の薄いアバシゴーヤーなどは苦味が少ない。この苦味成分は「モモルデシン」といい、観桜にやさしく胃腸を刺激して食欲を増進させてくれます。また、ニガウリはビタミンCが豊富に含まれており、その量はレモンの4倍、トマトの5倍、しかも、加熱しても壊れにくいという特徴から、沖縄の灼熱の夏にバテた体を元気にしてくれる夏野菜の王様です。

ゴーヤーの旬の時期

ゴーヤーの旬の時期は、4月~7月。ハウス栽培は10月~1月。

ゴーヤーの選び方

表面が均等に鮮やかな濃い緑色で重みがあり、つぶが硬く黒ずみがなく密集しつやがるもの、みずみずしいもの。

ゴーヤーの保存方法

ゴーヤーを半分に切って、種やワタを除き、新聞紙などにくるんで冷蔵庫の野菜室保存します。

ゴーヤーの食べ方

うまみ成分の多いかつお節やチーズ、油脂を含んだまゆねーずなどと合わせると苦味が和らぎます。また、中野白いワタの部分はビタミンCが果肉よりも約1.7倍も多く含まれているますので、捨てずに天ぷらや味噌和え、スープの具にしてもおいしいです。