島ニンジン チデークニ 目に鮮やかな黄色 昔ならがらの人参の味
島ニンジンとは
沖縄の島ニンジンは根長が30~40cm直径3~4cmと、ゴボウのように細長いの特徴です。島ニンジンは原産地のアフガニスタンからシルクロード経由で雲南を経て渡米しました。現在の市場は、赤色のヨーロッパ系の品種がほとんでですが、この島ニンジンは東洋系の品種です。人参臭さは少なく、肉質は柔らかいので、沖縄では煮物や炒め物、汁物などによく使われています。島ニンジンにはカロテンが豊富に含まれ、滋養食として沖縄では古くから料理されてきました。豚のレバーや腎臓、赤肉などと煮込んだ汁(チムシンジ)が有名で、色鮮やかなのでイタリア料理やフランス料理のサラダなどでも使われるようになってきました。
・セリ科 ニンジン科
・主な産地:糸満市、中城市
・原産地:アフガニスタン
・沖縄方言名:チデークニ
島ニンジンの旬の時期
島ニンジンの旬の時期は10月~3月
島ニンジンの選び方、保存方法
葉がつやつやと元気のよいものを選び、軽く濡れた新聞紙などでくるみ、冷蔵庫に入れ保存します。
島ニンジンの食べ方
ニンジンシリシリー:細く切り擦りおろした島ニンジンを油でいため、塩少々をふり、ニラと溶き卵でとじ仕上げる。
-
前の記事
青パパイヤ パパイン酵素が注文 健康野菜として期待大 2024.10.26
-
次の記事
モーウイ もーうい シロウリ 琉球王朝時代の食材 2024.10.26