青パパイヤ パパイン酵素が注文 健康野菜として期待大
パパイヤとは
パパイヤは、沖縄では葉野菜も少なくなる夏場の野菜として、18世紀ごろから栽培されていきました。パパイヤの木は、雌木と両性気、雄木に分かれ、一般的にメス10~15本に雄1本の割合で育てます。果実は、球形、洋ナシ形、紡錘形などがあり、ハワイで育ったソロ系のものは果実として、台農系のものは野菜として栽培されています。また、パパイヤを食べると産後の母乳がよく出るようになるということで、沖縄ではパパイヤシリシリーという炒め物を母親が食してきました。タイや東南アジアなどでは、生のパパイヤをサラダとして食べます。その場合は、アク抜きをして甘辛いドレッシングで食すといいでしょう。ビタミンA、カリウムを含むほか、パパインという酵素を多く含んでおり健康食材として注文されています。
・パパイヤ科 パパイヤ属
・主な産地:読谷村、豊見城市
・原産地:熱帯アメリカ
・沖縄方言名:パパヤ
パパイヤの特徴
パパイヤは、若い実は野菜として、熟して黄色くなれば果物として利用されます。たんぱく室、糖質、糖質を分解する酵素をすべて豊富に含んでいることから健康野菜として期待されています。
ビタミンCやカリウム、カロチンを含むことから消化吸収を助ける効果が期待できることと、パパイヤ酵素による肉を柔らかくし、消化を助ける働きが期待されています。さらに、最近の研究で、コスメとしての利用を注目されていきています。野菜として食べると免疫アップに、果物として食べると解毒力トップクラスの食材になります。
パパイヤは熱帯アメリカ原産で沖縄には中国から台湾を得て18世紀ごろ入ってきました。雄木と雌木と両性木があります。田井裕也干ばつで食材が不足したときなどに貴重な食材としてきました。パパイヤは産後の肥立をよくしたり、母乳の分泌を促進させる効果があるとわれ、沖縄では出産後の母親にパパイヤシリシリーやパパイヤと魚を煮込んだ汁を食べさせていました。
パパイヤの旬の時期
パパイヤの旬の時期は7月~12月
パパイヤの選び方、保存方法
重量感のあるしっとりしたものを選び、手切りにしビニール袋に入れ冷蔵保存します。
パパイヤの食べ方
パパイヤを水にさらして食べるのが一般的ですが、水にさらさず食べるのがおすすめです。しかしパパイヤに含まれるタンパク質分解要素「パパイン」が刺激になる場合もあるので、生食の場合は短期間水にさらしてもよいでしょう。パパインは肉を柔らかくする特徴があり、昔から肉と一緒に料理する汁物や煮込み料理に利用されてきました。またソムタムのようなサラダにしたり、炒め物、煮物など大根のように利用することができます。皮をむくときに、蛇口の下で水を少し流しながらむくとかぶれにくいです。葉は乾燥させて粉にして飲むなど緑茶のような色合いで癖のない健康茶として楽しめます。
パパイヤイリチー:千切りにしたパパイヤとニンジンをため、豚三枚肉、鰹だし、塩少々を入れ、香り醤油で仕上げます。
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