田芋 タイモ 宮廷料理にかかせない縁起物の沖縄伝統食材
田芋とは
田芋はサトイモの一種タイモは、インド、ネパールからマレー半島あたりが原産地で、沖縄へは中国、台湾から渡米したといわれています。この田芋は、インドネシア、パプアニューギニア、メラネシア、ミクロネシア、フィリピンなどでも常食とされています。田芋は、水芋ともいわれ、水田で栽培し、親芋とムジキ(ズイキ)を食用にします。芋は腐りやすいので、市場ではすでに蒸した物が売られています。また、親芋のまわりに小さな子芋がたくさんできるので、子孫繁栄をもたらす縁起物として、正月や盆・清明際などには欠かせません。ズイキは、繊維を取り除いて、水に浸してアクを抜き、ムジ汁にしたりします。デンプンが豊富で、芋類の中では比較的カリウムやカルシウム、鉄分、ビタミンA、Cなどを多く含んでいます。
・サトイモ科 サトイモ属
・主な原産地:宜野湾市、金武町
・原産地:インド、ネパール
・沖縄方言:ターンム
田芋の選び方、保存方法
生では流通していないので、蒸したものを新聞紙でくるんみ冷蔵庫で保存します。
田芋の旬な時期
田芋の旬な時期は、12月~4月
田芋の食べ方
・ムジ汁:食べやすく切ったムジ(ズイキ)と小芋、豚三枚肉、豆腐をだし汁で15分ほど煮て、味噌を溶き入れる。
-
前の記事
ンジャナ ニガナ ほそばわだん 沖縄にも自生し古くから薬草おして利用 2024.10.26
-
次の記事
アセロラ ビタミンCがたっぷり小さな赤い宝石 2024.10.26