ラフテー 豚バラ肉の角煮
ラフテーとは
沖縄の宮廷料理を代表するラフテー。沖縄版・豚の角煮のことで、豚の三枚肉(バラ肉)を箸でちぎれるほど柔らかく煮たもので、口にいれるとふわり、泡盛の香が広がります。昔は保存食として作られ、何度お温め直してひと月は食べたというラフテー。多めに作って細かく切って、どんぶりにチャーハンに、と裁量するのがもう一つの楽しみ方です。
ていにいに油抜きした豚肉は、以外にさっぱりした口当たり。甘辛の福網野ある味わいで、つにお酒もすすみます。
沖縄の豚肉
沖縄では、豚肉のさまざまな部位を調理に使います。そのなkでも、もっともポピュラーなのが、ハラガーとも呼ばれる三枚肉(バラ肉)。そのまま調理に使うのではなく、かたまりのままゆでて、しっかり脂をおとしてから使うのが、沖縄式の調理法です。うまみを残しつつ、しかも脂肪を30~60%落とすことができる、うれしいテクニック。敬遠されがちな肉の脂肪ですが、この調理法を活用すれば安心です。
また、豚肉にはタンパク質やビタミンBなど、体のパワーをつくる栄養素がいっぱい。うまみの出たゆで汁も、無駄なく、おいしく調理に使いましょう。じっくりゆでる時間がないときは、同じレシピで、豚バラ薄切り肉をさっとゆでてから使っても良いです。
ラフテーの作り方
①豚肉をゆでる
豚肉は水で洗い、鍋にたっぷりの水といっしょに入れて中央にかける。沸騰したら弱火にして約1時間ゆで、竹串を刺してすっと通るくらいになったら取り出す。ゆで汁はさまし、固まった油を取り除いてとっておくと、だし汁として重宝する(ゆで豚は冷蔵庫で約4~5日、ゆで汁は冷凍すると約1か月保存できます)
②ゆで豚を切る
ゆで豚はくずれないようにそっと包丁を入れ、8つに切り分ける。豚肉はゆでると脂が抜けて縮むため、500gのかたまり肉が約400gのゆで豚になる。
③落し蓋をして煮る
鍋に豚肉を入れ、泡盛(または米焼酎)と、砂糖1/2カップ、しょうゆ大さじ2+1/2~3+1/2を加えて中火にかけ、煮立ったら弱火にする。落としぶた(オーブン用シートかアルミホイルを穴を数か所あける)をして、1時間ほど煮る。
④削り節を加えて煮る
落し蓋をとり、しょうゆ大さじ2+1/2~3+1/2をたして、削り節を加える。ときどき鍋をゆすりながら、さらに30分ほど煮て、煮汁が少し残るくらいで火を止める。器に盛り、好みで練りがらしを加える。
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