シマナー からしな 塩漬けにして保存もでき、利用頻度も高くなる野菜
シマナー からしなの特徴
シマナー からしなは別名チキナーともいわれ、風邪の予防、美肌、目、アンチエイジングにも役立つビタミンAのほか、100g中132mgと牛乳より多いカルシウムが含まれています。また、「発育のビタミン」といわれ、成長を促進し、皮膚や紙、爪などの細胞の再生や、口角炎、口内炎、舌炎などの予防にも役立つビタミンB2も豊富です。ほかにもビタミンC、カリウム、鉄分も含んでいるので消化促進作用や利尿作用、夏バテ予防などに効果が期待できます。
シマナー からしなは古くから沖縄で親しまれていますが、原産地は中央アジア。沖縄には中国から9世紀ごろに伝わってきたといいます。種を採取してマスタードを作るなど、利用価値の高い野菜です。
ビリッとした刺激的な辛味は、キャベツやダイコン、ワサビなどと同じくイソチオシアネートというアブラナ科特有のものです。この辛み成分は、動物や昆虫からの食害にあったとき、生体防御物質として生じますが、栽培中でも生育が進むにつれ増え、寒風にさらされるとさらに強くなります。しかし、塩でもんだり加熱したりすると辛味は和らぎます。
アブラナ科 アブラナ属
シマナー からしなの時期
シマナー からしなの時期はほぼ通年
シマナー からしなの選び方、保存方法
葉先までハリがあり、濃い緑色で葉の緑にギザギザがある小ぶりなもの。在来種のものは大きめでも柔らかいが、大きくなりすぎると硬くなる品種も。
シマナー からしなは塩漬けにして冷蔵庫のチルド室で約1週間ほど保存できます。塩を強くするとチルド約2週間ほど保存できます。生葉で保存する場合は新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。
シマナー からしなの食べ方
シマナー からしなの塩漬けを沖縄では「チキナー」と呼び、おにぎりを包んだり、細かく刻んで豆腐といためたり、ご飯に混ぜてチャーハンにしたり辛味を成就に利用しています。また、辛味が強い場合には、湯通ししてやわらげたり調整して上手に利用しましょう。
シマナー からしなの定番メニュー
チキナーチャンプルー
1.チキナーはみじん切りにします。
2.油を熱したフライパンにチキナーと豆腐やツナ缶などを入れ炒める。
※チキナーの作り方/からし菜は洗って塩を振り、しんなりしたら、しぼって水気を切り、チキナーにします。
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