データモデル
- 2022.09.11
- データベース 情報処理技術者試験 IT系資格
- DB, 基礎

データモデルは、企業全体のデータ体系を、ダイアグラムなどを使ってモデル化して表現したもの。データモデルを作成することによって、企業全体のデータ体系が矛盾のない整合性のとれたデータ構造になり、必要な情報を速やかに取り出すことができるよになる。
データモデル学習した内容をアウトプットします。
データモデル機能とデータモデル
データモデル機能
ダイアグラムなどを使ってモデル化するモデリング技法のことをデータモデル機能。E-Rモデル、IDEFIX、関係モデルなど
データモデル
モデリング技法を用いて設計した結果がデータモデル、または応用データモデル。販売管理データモデル、財務経理データモデルなど
データモデルインスタンス
データモデルの、ある時点におけるデータ実現値がデータモデルインスタンス
対象世界→データモデル機能→データモデル→データモデルインスタンス |
データモデル
概念データモデル
概念データモデル(conseptual data model)は企業全体のデータ体系や業務ルールを、ダイアグラムなどを使ってモデル化したもの、あるいは対象世界の情報要件を表現したもの。意味データモデル。E-Rモデル。
論理データモデル
階層構造、ネットワーク構造、関係などのデータモデル(データ構造)の特性を加味して作成されるのが、論理データモデル(logical data model)。コンピュータ化対象領域だけを記述。概念データモデルも論理データモデルも、ともにDBMSに依存しない実装独立のデータモデル。
物理データモデル
DBMS固有のデータ構造や性能(インデックス、格納構造)を考慮して作成されるのが、物理データモデル(physical data model)(または物理データベース)。
ANSI/X3/SPARC3層スキーマアーキテクチャ
CODASYL型データベースやコッドによる関係モデルを契機にANSI/X3/SPARC(Standards Planning And Requirements Commitee)3層スキーマアーキテクチャの最終報告が1978年に発表。
概念スキーマ
概念スキーマ(conceptual schema)は、データベース全体のデータ構造を物理的な実装方法とは独立に定義、使用データモデル(階層、ネットワーク、関係モデル)の特性を加味して作成。RDBMS(Relational DBMS)のテーブル定義のSQL文(CREATE TABLE)が対応。
外部スキーマ
外部スキーマ(external schema)は、利用者やアプリケーションに直接見える世界、利用者からの要求を念頭においてデータ定義。サブスキーマやSQLのビューなどによって外部スキーマを定義する。論理的データ独立性で外部スキーマを定義するメリット。
内部スキーマ
内部スキーマ(internal schema)は、データの物理的な格納面からの定義を行う。ネットワークモデルでは、DSDL(Data Storage Definition Language)、DMCL(Decive Media Control Language)によって定義。物理的な表現の変更が概念スキーマ及び外部スキーマに影響することを防ぐ、物理的データ独立性と呼び内部スキーマを定義するメリット
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